【2025年最新情報】年金の「受給額」「納付額」はどうなるの?

ゆるり

ゆるり です。
制度とお金の専門家。
令和7年度社労士試験合格、
FP2級、年金アドバイザーの資格を所持。
市役所にて約10年間、社会保障制度の運営に従事しておりました。
これまでの経験を活かして、皆さんにお得な制度やお金の情報をお届けします!

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1年金

令和7年4月からの年金額が決定しました!

毎年1月になると、厚生労働省から最新情報の年金情報が公表されます。

結論から言うと、令和6年度と比べて1.9%の引上げになりました。

一見すると、「貰える年金額が増えるんだからラッキー!」と思われるかもしれませんが、必ずしも喜ばしいだけのニュースではありません。

今回は令和7年度において、国から受け取る「受給額」と、国に納める「納付額」が、令和6年度と比べて具体的にどのように変化するのかについて案内していきます。

国から受け取る受給額は?

まずは国から受け取る受給額についてです。

引用:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/001383981.pdf

令和7年度の老齢基礎年金は69,308円

夫婦2人分の標準的な年金額(老齢基礎年金+老齢厚生年金)は232,784円

令和7年度の年金額は国民年金と厚生年金、どちらもプラスになっています。これは嬉しいニュースなので、素直に喜びましょう!

ただし、受け取る年金額は、1人1人異なります。自分の年金が、どれぐらい増額するかについては、毎年6月頃、日本年金機構から「年金額改定通知」というハガキが届きますので、是非そちらで確認してみてくださいね。

引用:日本年金機構 https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tuutisyo/gakukaitei/0601-03.html

国に納める「納付額」は?

では続いて、国に納める「納付額」についてです。

引用:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/001383981.pdf

令和7年度の年金保険料は1ヶ月あたり17,510円で、令和6年度と比べて530円も増額してしまいます。月額で書かれているので少額に感じるかもしれませんが、年額にすると増え幅はなんと6,360円・・・!

しかも来年、令和8年度には更に月額410円も増額すると言うのですから、若い世代の皆さんにとっては、残念なニュースですよね。

そんな現役世代の皆さんに、少しでも年金納付額を少なくするための方法について、こっそりお伝えさせていただきたいと思います。

年金を少しでも安く納付するには?

ズバリ、「前納制度」を利用することです!

引用:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/12512000/001374326.pdf

年金は毎月納付書で支払うより、口座振替やクレジットカード、一括前納納付書などで、まとめて納付する方が安くなります。

最もお得なのは、2年分まとめて口座振替で前納することです。その割引額はなんと、17,010円! 丸々1ヶ月分、年金保険料がお得になる計算です。

想像して見てください。2年で17,000円のお金が浮けば、皆さんは何に使いたいですか?

いつかは納付しなければいけない年金保険料。せっかくでしたら、少しでもお得に納付を済ませてしまいましょう!

以上、ゆるりがご案内しました。

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