「お米が高すぎて買えない!」
日本の食卓に欠かすことのできない「お米」。ですが最近は、スーパーに並ぶお米の値段に、思わず手が止まってしまう人も多いのではないでしょうか。
実際、天候不順や輸送費の高騰などが影響し、家庭の食卓だけでなく、病院や施設でもコストがじわじわ上がってきています。
そのため、入院中の食事代(入院時食事療養費)も、実はこうした影響で近年、負担額が上がり続けているのです。
今回の記事では、入院すると食事代でいくらかかるのかについて解説します!
関連記事:入院したらいくらかかるの? 意外と知らない「高額療養費」の制度とは?
入院時食事療養費って?
入院すると、1日3回、病院から食事が提供されます。この費用は「食事療養費」として計上され、患者さん自身が一部を負担します。実際に負担する金額は「標準負担額」と呼ばれていて、所得に応じて減額される仕組みがあります。
あらかじめ手続きをしておけば、経済的負担が軽減されることもあるため、入院が決まったときには確認しておきたいポイントです。
【令和7年度】食事代はいくら?
年齢や世帯所得、入院期間や難病患者かどうかによって異なりますが、令和7年度における1食あたりの自己負担額は110円〜510円です。
例 自己負担額510円の場合
- 1日あたり 510円×3食=1,530円
- 1ヶ月(31日)あたり 1,530円×31日=47,430円

参考:全国健康保険協会 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/sbb31703/1952-255/

参考:大阪府後期高齢者医療広域連合 https://www.kouikirengo-osaka.jp/home/longlife/supply/nyuuinsyokuji/
自己負担の区分はどうやって確認するの?
ご自身の自己負担の区分を確認する方法は2つあります。
①マイナ保険証を使用する場合
マイナポータルのアプリから、「健康保険証」の項目を押下すると、負担区分を含めた内容を確認することができます。

参考:マイナポータル操作マニュアル https://img.myna.go.jp/manual/03-01/0169.html
②限度額適用認定証を発行する
オンライン資格確認を導入していない医療機関等で受診される場合や、マイナンバーの登録をしていない場合は、ご加入中の保険組合で、「限度額適用認定証」の交付申請をします。「限度額適用認定証」には、ご自身の負担区分が書かれていますので、入院時食事療養費の金額を前もって知ることができます。
入院が決まると、いろいろと不安ですよね。健康のこと、家庭や仕事のこと、そしてお金のこと・・・。今回の記事で「入院時の食費はいくらかかるんだろう」という漠然とした不安が、少しでも解消されると幸いです。
以上、ゆるりがご案内しました。



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